更新 : 2019年4月4日
なめろうです!
前回の投稿からまたまた間が空いてしまいました。いつのまにか1週間以上放置… 本当に月日が経つのは早いものです。
そうこうしている内に年の瀬を迎えてしまいましが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて私ごとではございますが、現在ナメロウは年末年始休暇をいただいております。今回は20連休になりました。なが!
もちろん、たまっていた代休や有給休暇を駆使して確保した日数です。今回は本当に長くしていただいて…ありがたいことです。
だがしかし特に旅行などに出かけるわけでもなく、自宅にこもってこうやってブログを執筆しております…
ちなみに、ナメロウの仕事はインフラ系システムエンジニアです。
唐突ですがインフラ系のエンジニアはブルーオーシャンだと思うことについて書いてみたいと思います。
インフラ系システムエンジニアの仕事内容
インフラ系システムエンジニアってどんな仕事?と興味を持たれた方もいらっしゃると思います。
まずはできるだけわかりやすく説明したいと思います。
最近では、TBS系のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主人公 “津崎平匡” ( つざきひらまさ ) さんの職業が インフラ系システムエンジニアだったのが記憶に新しいですね。
劇中では激昂した平匡氏が「サーバを停止してやる」みたいな事を言っていたみたいですが物騒な話です。サーバを落とすなんてエンジニアとして従事する身としてはそれこそ悪夢…最も恐ろしい事態ですよ…あーこわ。
さてプログラマと言うとピンとくる人が多いと思いますが、インフラ系システムエンジニアは一般にあまり知られてない… ナメロウも仕事でどんなことやってんのか聞かれると困ってしまいます。
一言でいうとサーバーを作ってお守(も)りをする仕事です。
サーバーを作ってお守(も)りをするって?
まず、サーバーコンピュータとはユーザーにサービスを提供するコンピュータの事ですね。例えばWEBサーバはHTMLドキュメントを提供 ( サービス ) するサーバです。メールサーバは電子メールを配信するサーバです。
また会社の業務内容に沿ってカスタムされたサービスを提供するサーバーもあります。
プログラマーはこのサービスを提供するアプリケーションを作る仕事です。簡単に言うと、必要に応じてC言語、Java、PHPなど言語を用いてこれらアプリケーションをプログラムするのがプログラマーです。
一方、インフラ系システムエンジニアのインフラとは正しくは ” Infrastructure ” です。直訳すると “基盤” です。
ここで言う基盤とはプログラマーが作成したアプリケーションを実行するためのサーバ設備のことです。
つまり、インフラ系システムエンジニアの仕事は、アプリケーションを実行する基盤となる設備を設計構築し、サービス提供後はプログラムが正常に動作するように故障時の対応や定期的な改善や修正を行う事になります。( かなり端折ってますが )
アプリケーションを実行するためのサーバ設備とは
プログラマーが作成したアプリケーションを実行するためのサーバ設備と書きましたが、これは多岐にわたります。
物理的なハードウェア設備、LinuxやWindowsなどのOS、そしてデータベースやJRE ( Javaプログラム実行環境 ) などのミドルウェア ( ソフトウェア ) までが対象です。サーバ監視プログラム、バックアップ、アンチウィルスソフトなども含めますので、それこそ下から上まで全部ですね。
つまりインフラ系システムエンジニアは守備範囲が広い… (※)
さらに、OS一つ取ってもLinuxなのかUNIXなのか、またはWindowsなのか、さらにそれぞれバージョン毎に設定内容や方法が異なります。DBはOracleを使うのか、MySQLなのかPostgreSQLなのか… 製品は無数にありますし、組み合わせは無限です。
つまりサーバ設備はプロジェクト毎にまるで変わってくるわけです。同じものは一つもないと言っても過言ではありません。
※ このようにインフラ系システムエンジニアの守備範囲は広く、それゆえに特定の技術に特化した技術者も必要です。ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、昨今では仮想化技術に特化したスペシャリストも存在しますが、これはまた別の機会に。
プロジェクト毎に現場が変わる
自社内で仕事をする社内インフラを担当するエンジニアの仕事もありますが少数だと思います。( “津崎平匡” がこのパターン? ) 時代とともにサーバの仮想化、クラウド化が進み、自社内にインフラを構築するメリットが薄れていますが、ますますこの傾向は強くなるでしょう。
一般的にはクライアント ( サービスを提供する会社 ) またはベンダー ( サーバーの発注を受けた会社) への出向が基本的な勤務形態です。
プロジェクトとはある目的のための計画や体制をさします。ここでの目的とは例えば「何月何日にサービスインする」などです。またサーバーの維持や保守が目的なら、対応する維持保守プロジェクトが存在することになります。
なのでプロジェクト毎に勤務地がどんどん変わります。設計構築に向けたプロジェクトなら数ヶ月から長くて1,2年ぐらい。維持保守をするプロジェクトなら数年から十数年に及ぶことも珍しくありません。
待遇・年間休日数・給与など
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待遇はどうでしょうか?所属する会社によりけりなので何とも言い難いのですが、ナメロウの今年の例を少しぼかしながら書きますと以下のような感じです。
- 年間休日数 : 数えたら139日休んでいました
- 給与総支給額 : ぼかしたいのですが一千万円の半分より少し多いぐらい 残業も含めてです
- ボーナス : なし ( ナメロウはボーナスをもらった経験がない )
休日日数については平均で120日らしいので少し多いですね。給与については多くはないと思いますがこのご時世ですので特に不満はありません。妥当ではないでしょうか。
就業時間帯は、午前9時に始業して、20時から22時までの間に帰ることが多いです。
仕事が忙しい時は忙しいのですが、定時時間帯に帰ることも決して少なくありません。繁忙期と閑散期と言いましょうか、忙しい時期と比較的暇な時期が交互にある感じですね。
残業した場合はその分は残業代をいただいています。( 無論当然なのですが )
資格について
IT関連の非常に多く、国家資格からベンダー資格まで多岐にわたります。まず基本情報処理技術者の資格取得を目指す人が多いのではないでしょうか。またLinux技術者認定試験(LPIC)の資格認定を受ける人も多いですね。DBに行く人はOracle社のベンダー資格であるオラクルマスターを取得する人も多いでしょう。
ただしそれぞれの資格については必ずしも必要ではないと思います。ちなみにナメロウは基本情報処理もLPICもオラクルマスターも持っていません。他の資格は持っていたりしますが、今までのプロジェクトとはあまり関係がなく…持て余している状況です。
資格は持っているに越したことはないのですが、プロジェクトで知識が役に立つかと言うとそうでもなく、プロジェクトローカルな知識や技術的な作法の方が優先される事が多いです。
ですので採用時にはともかく、プロジェクトに配属されたら誰が何の資格を持っているか意識することはめったにありません。
なぜブルーオーシャンと思うのか?
冒頭にブルーオーシャンと書きました。待遇という面では先にも申しました通り会社によるので何とも言えませんが、なぜそう思うのかを書いて見ます
人材が足りない
とにかく人手が足りないです。ずっと人材不足と言われています。ベンダーは人の取り合いとはいいませんが、人材を確保するのに奔走する感じです。よっぽど不適合な人や人格に問題がある人でもない限り、一旦配属された出向先でずっとお世話になる傾向にあります。
一旦良い評判がつけばあとは引っ張りだこです。ブルーオーシャンです。
技術力のある人材が足りない
人手が足りない事に加えて、技術力のある人材はさらに不足しています。あえて言えば勉強している人があまりいない… ナメロウも含めて… なのでしっかり勉強する人は、すぐに頭角を表すことができます。
仕事が終わってから家に帰って、IT技術情報のニュースをチェックして、少しずつ勉強すれば良いんですけどね。残念ながらそう言う人がめったにいない。だから勉強する人にとってはブルーオーシャンです。
コミュニケーション能力のある人材が足りない
勉強しない人が多いって言うことは、大して勉強しなくてもこなせる仕事であることも事実です。一方でむしろコミュニケーション能力が求められます。
プロジェクトを遂行する上で必要なのは、まずはプロジェクト内メンバーとのコミュニケーションです。ベンダーやクライアントとのコミュニケーションも必要となります。エンジニアレベルでの交渉や調整、エンジニアだから説明ができる事柄も多いです。
コミュニケーション力に自信がある方はブルーオーシャンです。
転職を契機にして給与を増やすことも
ナメロウがそうだったのですが40代前半までは数回転職しました。同じ会社に所属していてもなかなか給料は上がらないのですが。転職を機にグッと上がることがあります。
ベストなのはどこかの会社に就職してプロジェクトに配属されながらも、常に次の転職先を探している状況を継続することですね。一つの会社にこだわる必要はありません。ブルーオーシャンです。
今後勤務時間は減っていくと思う
今後のことですが勤務時間は減っていく傾向にあると思います。大手クライアント社員の方はすでに簡単には残業ができなくなっています。
電通の事件が社会問題になっていることもあり、社会的にも勤務時間は減って行くでしょう。残業代をいただく機会が減ると言う意味ではさみしくもあるのですが、ナメロウとしてはやりたいことが他にも多いので喜ばしい傾向です。だってブログとか書く時間も欲しいじゃないですか。ブルーオーシャンです。
女性が少ない
どうなんでしょうか?ナメロウがこれまで配属された先のプロジェクトではどこに行っても女性がいない。もしくは非常に少ない…
なので、女性の方はモテます… え?仕事と関係ない? いや変な話しじゃなくてそう言うチャンスも視野に入れた場合… 大手クライアントに出向すれば社員の方と知り合うわけですから… ブルーオーシャンです。
良いことばかりでもない
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女性が少ない
女性が少ないので、男性からすると出会いはあまりないでしょう。レッドオーシャンです。
あほほど忙しいプロジェクトもある
正直、馬鹿らしくなるほど忙しいプロジェクトもありました。夜帰れないので徹夜する、または現場で寝る。そして土日も出勤するなど。レッドオーシャンです。
そう言う時は…転職してしまいました。体や心を壊すよりよっぽど良いと思うんです。
忙しいよりも悪いこと
忙しいより問題なのは、プロジェクト内メンバーの資質です。先にも申しましたが勉強しないエンジニアも多く、人によってこなせる仕事量にムラがあるのも事実です。担当する仕事の内容や量にバラツキがありプロジェクト内で不平や不満がたまることも結構あります。レッドオーシャンです。
これはどんな仕事でも一緒ですね。
ナメロウの場合
ナメロウが今の仕事に就いた時35歳でしたので、エンジニア暦としては15年ほどでしょうか。年齢のわりには経歴は短い方でしょうね。なんせその前は無職 ( バイト ) でしたし、エンジニアの経験はありませんでした。
当時、ずっとバイトをしていて、もうそろそろ結婚したいし、いい加減就職しようと思っていました。ある会社の面接を受けたらなぜか採用していただきました。
今から考えると、当時も人手不足で30代までなら概ね採用していたのだと思います…
就職後いきなりプロジェクトに投入されて ( 特に教育もなく ) 何のどんな仕事をするかさっぱりわからずに右往左往していました。最初の一年ぐらいはきつかった…というより肩身が狭かったんですが、2年目ぐらいからは普通にバリバリやっていた覚えがあります。
それからは、ただただプロジェクト毎に現場が変わり、時代とともにトレンド技術が変わりながらも必死に食らいついて来た感じです。及ばなかった事も多々あったと反省する次第です。
転職サイト・転職エージェント
おすすめ転職サイトを少し紹介しておきます。最近は転職サイトより転職エージェントサービスがおすすめです。
通常の転職サイトと転職エージェントの違いを書いておきます。
- 転職エージェント:担当アドバイザーが一人ひとりに付き、キャリア相談から求人の紹介まで対応するサービス
- 転職サイト:サイト内になる求人情報を自力で探して自分で応募する、いわゆる求人サイト
経験のある方は自分のスキルに対して客観的な評価をし、求人元の会社が求めるレベルとのすり合わせが必要となりますが。これを一人で行うのと、経験豊富なアドバイザーと一緒にやるのとでは随分負担が変わります。
また未経験の方でも適切な求人元を紹介してくれるでしょう。
転職エージェントサービス
今回紹介するのは業界大手のマイナビエージェント×ITです。
ポイントは、マイナビエージェント×ITからの引用となりますが以下の3つです。
- ご紹介できる求人情報の8割が「非公開求人」で、業界トップクラスの求人数を保有しています。
- 大手企業からベンチャー企業まで多くの企業との強いリレーションにより、求人票に記載されていない情報を提供します。
- 希望企業での内定がとれるよう、個別での面接対策を実施いたします。
引用:マイナビエージェント×ITホームページ
アドバイザーがついて相談に乗ってくれて求人数も引き手数多で、面接対策までやってくれると…ナメロウももう一度転職したいと思いました。
まとめ
記事中にも書きましたが、インフラ系のシステムエンジニは勉強する人が本当にいないんです。そして何にも知らない人も少なくない。昨今の技術動向にも疎い… そんなんでプロジェクトに平気で配属されてくるわけですから超売り手市場と言えると思います。
何が言いたいかと言うとチャレンジしやすく、そしてしっかり勉強するなら頭角を表しやすい仕事です。
さて、今回も長かった… 6,000文字を超えている。だからあんまり投稿できないのでしょう。もっと簡潔に書く癖をつけないといけません…
さて今回連休が長いので日頃の思いを一気にブログに投稿しようと思っていたのですが全然できません…いつも時間が欲しくてたまらないのですが、あればあったで手に付かないものです。
ブログに投稿するしないは、やはり時間のマネジメントの問題ですね。時間がなくても投稿できている時もあるのですから…来年の課題といたしましょう。
さて、今年はあと何回投稿できるのでしょうか? ( もしかしてこれが最後?)
CentOS7 ( RHEL7 ) でサクッとキーボードレイアウトを変更するよ!