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【 2020年のマストバイ 】 DaYan TengYun V2 M 開封レビュー【 スピードキューブ・ルービックキューブ 】

先日買ったスピードキューブ ( ルービックキューブ ) が思いの外 ( 予想どおり?) かなり良かったので紹介せずにはいられない!

それがこちら DaYan TengYun V2 M!

うーむ、キラキラです。

美しいパッケージからして期待できるもの。

そして肝心のキューブですがこれ!

なんだこれ漲ってきた!

スピードキューブ大好きな人。これからキューブを始める人もぜひどうぞ!

DaYan TengYun V2 M – 外箱・TengYunとは?

我慢できませんから箱から順に見ていきましょう。そして “Teng Yun” とは何か!?確認したいと思います。

美しい外箱にまず感動。いつまでも眺めていたい箱。

そして Box のフロントを見てください!

大 雁 魔 方 Da Yan Cube –

キューブブランド・メーカー名 “大雁魔方 ( Da Yan Cube )” とはなんぞ?

雁とは言わずもがな日本でいう鳥の “ガン”。大雁とは大きなガンでありこれは Wild Goose ( ワイルドグース ) のこと。

そして魔方とは、中国でスピードキューブ ( ルービックキューブ ) を示します。

つまり ” 大雁魔方 = Da Yan Cube “ なのですね。納得!

そしてパッケージ右手前に “Teng Yun Third Cube Second Generation” とあります。

そして漢字で “腾云” !?

これは日本語でいうところの “雲に乗る ことを表す中国語。

そして “Second Generation” はもちろん “2世代目” ですね。

なんか謎が解けてきた。

今回紹介する “DaYan TengYun V2 M” は、キューブブランド 「大雁魔方」 のスピードキューブ 「雲乗り ヴァージョン2」なのです!

嗚呼雲の上の心地よさよ…

DaYan TengYun V2 M – 開封

早速開封して同胞物、そしてキューブ本体を確認しましょう。

同胞物

そぉっと箱を開けます。

素早くそしてじわじわと。

キューブまでもう少し!

まだ慌てる時間じゃない。

よく見たら同じ写真でした。正直行ってわざとですねすみません。

このなんと言うかまるで iPhone を買ってきて初めて開ける感触とワクワク感。

はい出ましたコレ“DaYan TengYun V2 M”「大雁腾云二代」!待ちきれない。早く回したい。

慌てる時間じゃない。まずは説明資料を読むのが吉でしょう。キューバーならね。

英語で…ふむふむ、なるほどわからん

中国語…ふむふむなるほどわからん

あとで説明しますが画を見ればわかります。日本人なら。

内箱を取り出しまして。内包物を確認します。

蓋を開けます。慌てない。

バラバラっとこんなに入ってます。ドライバー二つと治具、そしてコアまで。

キューブ揃え方ですが、これは不要でしょう。知ってるし中国語ですしおすし。

同胞物を並べました。必要なものが全部入っているかんじ。

DaYan TengYun V2 M 同胞物一覧
  • ①:コアの予備
  • ②:スプリングセット1
  • ③:スプリングセット2
  • ④:プラスドライバー
  • ⑤:マイナスドライバー
  • ⑥:治具

それぞれ詳細は記事の中で紹介します。

キューブ本体 – DaYan TengYun V2 M

いよいよ DaYan TengYun V2 M – キューブ本体を取り出します!

薄いビニールの包みを丁寧に剥がしましょう。

…真剣味に欠けますね。

ペリペリ…

もう少し…

おおこのロゴはまさにテンユン…

でました、あーあ

あーあ

あーあ

あーあ

からの〜

いきなりバラしていくスタイル。

おいたわしや…ついでなので細かいところを見てみましょう。

DaYan TengYun V2 M – 分解・詳細

分解してしまいましたので、細部までクローズアップしながら確認します。

コーナーキューブ・エッジキューブ

エッジキューブ

まず目を引くのは大きなマグネットパーツ。

磁石はキューブ内部ではなく、外側に装着されており、これは高級キューブに見られる構造です。

そしてパーツ構成は安キューブに見られる2分割タイプではなく、足元一体形成です。

この複雑な構造・設計を見てください。 Da Yan の本気を感じさせますね。

磁力の強度を調整できるのが今回の目玉。巨大なマグネットパーツを回転させることで磁力を調整します。

コーナーキューブ

コーナーキューブの表面に、波模様が刻まれているのがわかります。

この模様によりキューブどうしの摩擦を軽減し、そしてルブの乗りを潤滑にします。

エッジキューブと同様、足元は一体形成。

コーナーキューブのマグネットパーツはこの通り小さめ。調整はエッジ側で行いますのでこちらは固定。

エッジキューブ・コーナーキューブの接触面

エッジキューブ・コーナーキューブの接触面をみて見ましょう。

このように磁力により自然と接触面が吸着します。

足元から見るとこんなかんじ。

少しずらしても、自然と滑らかに正しい位置に戻ります。

接触面が実に滑らかにくるくる動きます!

“雲に乗る” の謳い文句に偽りなし!

コア・センターキューブ

センターキューブを含めたコアがこちらですが…

センターキューブ

センターキューブをクローズアップすると、特徴的な形状が見られます。

これは、私が知っている限り Da Yan Teng Yun シリーズにだけ見られる型。

Teng Yun の滑らかな回し心地はこんな構造から実現するのかもしれません。

センターキューブ内部

センターキューブの内部を見てみましょう。まずセンターキューブの蓋を外します。

蓋に小さな隙間がエッジピース側にあり、外しにくいような気もしますが、キューブを開いて横から爪を差し込めば実に簡単。

注意

ただし、小さな突起がありますので、誤って折ってしまわないように注意しましょう。

センターキューブ内部には、センターキューブ可動範囲・スプリング張力を調整するためのパーツが収められています。

また、中央のボルトを調整することで全体の調整が可能です。

詳細・調整方法は次の章で説明します。

組み上げ・内部構造の確認

もう一度組み上げながら全体の構造を見てみましょう。

左がコアにキューブを 2 層目まで組み上げているところ。右は残り 3 層目を裏返しています。

2 層目までを上から見ると、センターキューブとエッジキューブそれぞれの形状が上手い具合に組み合わさっているのがわかります。

そして3 層目の裏から。エッジキューブとコーナーキューブの形状が噛み合っていることがわかりますね。

また、キューブ回転の肝となる球状の構造が確認できます。

素晴らしい!いずれも精密に設計されていることが一目瞭然!

DaYan TengYun V2 M – 調整方法

DaYan TengYun V2 M はプレイヤーの好みに合わせた調整が可能です。

調整箇所は以下の 5 箇所。

DaYan TengYun V2 M 調整箇所
  • 磁力調整 – 3 段階
  • センターキューブ可動範囲 – 4段階
  • スプリング張力 – 4 段階
  • ボルトの調整による可動範囲・張力全体の調整
  • スプリング交換

順番に説明しましょう。

磁力調整

エッジキューブのマグネットパーツを、付属するマイナスドライバーで回転させることで磁力を調整することができます。

目的の強さの磁石をキューブの角に向けることで磁力が変化します。

この写真では一番強い “1” を選択しています。

磁力の強さは以下のとおり。

磁力の強さ
  1. Storong ( 強 )
  2. Medium ( 中 )
  3. Light ( 弱 )

数字が小さい方が磁力が強いのでご注意ください。

センターキューブ可動範囲の調整

センターキューブの可動範囲を調整することで、キューブ全体の柔軟性を変化させることができます。

ボルトに一部出っ張った部分があります。

センターキューブの蓋を外し、写真内側の六角形のパーツを回して数字を合わせます。

センターキューブ可動範囲
  1. 0.6
  2. 0.8
  3. 1.0
  4. 1.2

単位はおそらく”mm” ( 説明書に記載なし )

数値が大きくなるほどキューブ全体が緩み、小さくすると締め付けられます。

緩めばコーナーカットが柔軟になりますが、不安定になります。

締め付けることでキューブの安定感が増しますが、コーナーカットは狭くなります。

調整は付属の治具を用い、細い方を内側の枠に合わせ押し込み、回転させて戻して下さい。

最初は上手に合わせることが難しいかもしれませんが、わたしはすぐに慣れました。

スプリング張力の調整

スプリング張力を調整することで、キューブ全体の弾力・締付を変化させることができます。

センターキューブ可動範囲の調整と合わせ、コーナーカットに余裕があり、かつ締め付けを強くするなどのセッティングを選ぶことができます。

内側の六角形に一箇所 “△” が表記されています。

センターキューブの蓋を外し、写真外側の六角形のパーツを回して数字を合わせます。

スプリング張力
  1. 0
  2. 0.5
  3. 1.0
  4. 1.5

単位不明 ( 説明書に記載なし )

数字が大きいほどスプリング張力が強くなり、小さいほど弱くなります。

強くすることでキューブの安定感が増しますが、回転は重くなるでしょう。

弱くすることで回転は軽くなりますが、キューブは不安定になります。

調整は付属の治具を用い、太い方を内側の枠に合わせ押し込み、回転させて戻して下さい。

先のセンターキューブ可動範囲と合わせて、複雑なセッティングが簡単に調整できます。

ただし、安定感と柔軟性はトレードオフですので、いろいろセッティングを試してみましょう。

ボルトの調整による可動範囲・張力全体の調整

ボルトのコアに対する締め付けを調整することで、可動範囲・張力全体を調整することができます。

センターキューブ可動範囲や、スプリング張力の調整をする前に、基本的な距離を調整することができます。

キューブ内部の掃除など、コアを含めた分解を行った際には、まずこの基本的な距離の調整が必要となりますね。

いろいろ試せるのも楽しいことです。

スプリング交換

付属の弾力の強いスプリングに交換することができます。

( 説明資料のどこにも書いてないと思われるのですが… )

先に書きました同胞物に袋が二つあり、以下のようにスプリングが入っています。

指で弾力を確認したところ、明らかに強さが異なります。

おそらくですが、袋①は本体の物よりも弾力が強いスプリングで、張力調整用の付属品でしょう。

そして、袋②はコアとコア内側にある2種類のスプリングを紛失した際の予備と思います。

また袋①のスプリングも7つあることから、こちらも予備を含めた数であると思います。

DaYan TengYun V2 M – 回しごこち・先代 TengYun と比較

大したタイムも出せていないわたし ( PB SUB 20 ) 。まして、 YouTuber でもなくブログでどこまで伝えられるのか?

正直文面だけでニュアンスを伝えることは難しいかもしれません。

ここは先代の DaYan TengYun との比較と言う形で記載します。

まず、回し心地は全く違います。

しかしながら、明らかに全体の性能は向上していると言って良いでしょう。

滑らかさ・音の静かさ

先代はあくまで滑らか。そして他に類を見ない静かさで人気を博しました。

驚くほど滑らかに クルクル・ツルツル 抵抗なく回ります。

今回の DaYan TengYun V2 M は、箱から出した状態で回してみて、まず先代ほどのツルツル感がありません。

どちらかと言うと サラサラ・シュルシュルと多少の接触面の摩擦を感じます。

これは ルブ が全体に行き渡っていない事もあると考えます。また、ルブの調整も必要に応じて必要かもしれません。

また音に関しては、比較的静かな部類に入ります。ただし先代 TengYun ほどの静音性はみられません。

センターキューブの可動域、スプリングの張力、マグネットの調整をいくつか行って見ましたが、先代 TengYun と同じ感触・動作音にはなりませんでした。

( だから良くないと言う事ではないです )

安定性

安定性は明らかに向上しているでしょう。

何を持って安定性と言うか難しいところですが、回しながら想定しないキューブの歪みが少なくなったと思います。

先代 TengYun は、スプリングなど調整をしない状態では、少々グニャグニャ感があり安定性にかけると言った意見もありました。

磁力も弱め。このため思ったところで止まらない、固定されにくいキューブとも言えたかと思います。

一方 DaYan TengYun V2 M では、思ったところでキューブが止まる感触がしっかりあり、さらに調整箇所が多く好みのセッティングにする事も可能です。

重量

重量は以下の通り増加しました。

重量比較
  • DaYan TengYun → 約 76.9 g
  • DaYan TengYun V2 M → 約 83.8 g

参考:tribox ストアより

DaYan TengYun V2 M に仕込まれた磁石の数が増えた事により、結果重量が増えました。

10g にも満たない増加ですが、手に持つと明らかに違います。

そもそも重いキューブもありますので、ここは好みが別れるところでしょう。

所感

DaYan TengYun V2 M は先代の弱点を克服し、正常進化を遂げた 2020 年のマストバイキューブと言っても過言ではないと思います。

センターキューブ可動域・スプリング張力・磁力を数値で調整できる機能を実現し、正に現代的なキューブとなったと言えます。

そして 価格の面でも GANCUBE シリーズと人気を2分しながらグッとリーズナブル。

これは DaYan ファンではなくても思わず食指が動いてしまいそう。

わたしも今回買って、即メインキューブとして使うようにまりました。

一方先代 DaYan TengYun にも独特の良さがあり、 V2 M ではどうしても得られない感触のキューブです。

そう言う意味で、先代も未だ存在意義があり、好みによって使い分けても良いと思います。

最後に先代 DaYan TengYun との色合いの違いをギャラリーにまとめておきましょう。

今日のどたんば!

今日の反省点としましては…また長々と書きすぎました。くどい。

もう性格だからどうしょうもない。

そして、肝心の回し心地に関して書ききれていない。文章による表現の限界を感じてしまいます。

でも DaYan TengYun V2 M 本当に良いキューブだと思います。

事実上のデファクトスタンダードである GANCUBE シリーズと遜色ないかもしれません。

一番つまらないのは業界が一強で独占されること。

やはり、複数ブランド・メーカーが切磋琢磨してこそ、キューブ界も盛り上がると思うのです。

そうです。これからが楽しみです!

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